6/8(月)再開 7/26(日)まで会期延長
1990年代前半、
東京で何が起きていたのか。
アーツ千代田 3331特別企画展
EARLY 90'S TOKYO
ART SQUAD
アーリー90'S
トーキョーアートスクアッド展
このときはほぼ何も持っていなかった。
1989年ベルリンの壁が文字通り崩壊した。日本では80年代とともに昭和が終わった。1991年3月から1993年10月——日本でそれは戦後生まれ世代が初めて遭遇する社会の挫折、バブル崩壊期を意味する。高度成長期のGDPグラフの右肩あがりの、上へと伸びるその線に乗って大人になったこの展覧会に含まれる多くの作家たちにとって、いざ社会に足を踏み出そうとするそのとき、足下の地面はあまりに不安定だった。 その時期、90年代の前半、東京では何が起きていたのか。この時期に現れた一群の作家は、グループとして活動しているわけでもなければ、ムーブメントでもなく、いまだに適切な名称を持っていない。そこから現れた、現在、国内外で活躍している作家たちも、このときはほぼ何も持っていなかった。ただ、この時期、集っては議論を繰り返した。我々は何をしているのか、何をすべきなのか、どれほど遠くまで行けば良いのか、アートって何なのか。 本展は、90年代前半の、熱に浮かされたような路上や街中でのアートの実践を可能にしたものが何であったのかを検証すべく、出会う人々、関わるすべての人々にアートに向かう火を点そうとした彼ら、「スクアッド」の群像をポートレイトする試みである。
アーツ千代田 3331特別企画展「アーリー90's トーキョー アートスクアッド」展
キュレーター 西原 珉
出品作家
会田誠、飯田啓子、伊藤敦、岩井成昭、宇治野宗輝、大岩オスカール、オクダサトシ、小沢剛、鈴木真梧、曽根裕、竹内やすひろ、中ザワヒデキ、ナカムラクニオ、中村政人、八谷和彦、ピーター・ベラーズ、福田美蘭、松蔭浩之、MOJO WORK
インタビュー・資料提供協力者
アズビー・ブラウン、池内務、神谷幸江、黒澤伸、小山登美夫、シェリン、白石正美、高石由美、林保太、パルコ木下、眞島竜男、米山馨
展示
< 会場 1 >
3331 Gallery (1階 104) 作品展示
90年代前半に路上にて繰り広げられたゲリラ的なアクションや、90年代東京のメルクマールとなった展覧会。それらに出品された作品や記録写真の再展示によって、ホワイトキューブの展示空間に集まることのなかった作品群が一堂に会します。
記録と記憶の狭間にゆれる
90 年代という時代にあった若きエネルギーと挑戦、その戦略と葛藤といった不定形のかたちをぜひご覧ください。
小沢剛《なすび画廊》ミクストメディア, 制作年不明, 撮影 中村政人
宇治野宗輝《Love Arm2》100×70×35cm, ミクストメディア,1995 年 ,撮影 松蔭浩之
八谷和彦《視聴覚交換マシン》サイズ可変, ミクストメディア,1993 年, 撮影 黒川未来夫
曽根裕《19 番目の彼女の足》映像,1993 年
< 会場 2 > 地下1階 B111
アーカイブ展示/イベント会場/90 年代資料室 @3331 on Progress
本展調査のためにキュレーター・西原珉が行った関係者へのインタビュー映像、「ザ・ギンブラート」や「新宿少年アート」の記録映像(八谷和彦氏撮影/日英字幕付)のほか、中ザワヒデキ氏が自身の保有する当時の貴重な資料を整理し、かつ、一般からの資料受付を行う一角「90
年代資料室@3331 onprogress」も同室にて展開します。合わせて、当事者や関係者、目撃者らによるトークイベントを開催し、当時を再検証・アーカイビングしていきます。
< 館内共有部 > 地下1階、1階
アーツ千代田
3331というアートセンターの共有部に介入するように、ナカムラクニオ、竹内やすひろ、ピーター・ベラーズ、鈴木真梧、曽根裕、岩井成昭、宇治野宗輝、中村政人、飯田啓子らの作品が、地下1階〜1階の館内各所に設置されています。「新宿少年アート」「ザ・ギンブラート」「大阪ミキサー計画」といった当時のアートプロジェクトを追体験するかのように、もしくは全く知らない街の小道を歩いている時のように、来場者の目線の先には、いくつもの驚きと発見が用意されています。
開催概要・チケット
*高校生以下無料
*千代田区民は身分証明書のご提示で無料
*障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方 1 名は無料
前売り券を申し込む
>
アーツ千代田 3331 特別企画展「アーリー 90's トーキョー アートスクアッド」展
3331 Arts Chiyoda special exhibition “Early 90's TOKYO ART SQUAD”
[会期] 2020年3月18日(水) - 2020年 7月26日(日) *会期が延長となりました。
[時間] 12:00 - 19:00 *最終入場 18:30
[会場] アーツ千代田 3331 1 階 3331 Gallery/地下 1 階 B104
〒101-0021 東京都千代田区外神田 6
丁目 11-14
[助成] 令和元年度文化庁優れた現代美術の国際発信促進事業
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
[主催]
[料金] 800円(税込)/前売り券 500円(税込)
[申し込み方法] 前売り券は、以下のボタンから ArtSticker
にてお申し込みいただけます
〈 新型コロナウィルス等に関連したご来場者様へのお願い 〉
・1F 3331 Gallery入口での、非接触型体温計を使用した検温にご協力下さい。
・1F 3331
Gallery入口にて、氏名・住所・ご連絡先・検温時の体温のご記入にご協力下さい。
・展示室内に5名以上が在廊しないよう入場人数の制限を行います。ご入場をお待たせする場合もございますのでご了承下さい。
・お客様との直接の接触を避けるため、チケット及びハンズアウト等は手渡しできない場合がございます。何卒ご了承下さい。
・マスク着用のご協力をお願いします。
・発熱のある方のご来場は、ご遠慮ください。
・過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等をした方は、ご来場をご遠慮ください。
・感染拡大している地域や国への訪問歴が14日以内にある方は、ご来場をご遠慮ください。
・入場時の検温の結果を受けて、体調がお悪い方は、来場をご遠慮頂く場合もございます。何卒ご了承ください。
〈 主催側のご対応 〉
・スタッフは日時の検温を行った上で、健康なスタッフが対応致します。
・アーカイブルームにはアルコール消毒液を常備し、来場者の方が自由にお使いいただけるようご準備致します。
・ヘッドホンや手にとってご覧いただけるファイルなどは、来場者の方がご使用後、スタッフが随時スプレーやシートを用いて除菌致します。
・開場中は、常に換気のため入場のドアを開放致します。また展示室内の換気のため、サーキュレーターを回したり、定期的に外気をいれる換気を行います。
関連イベント
*新型コロナウィルス等の感染予防の為、イベントの内容、会場を一部変更するなどの可能性がございます。何卒ご了承ください。
3月18日(水) 16:30-18:00
昭和 40 年会 in 3331 令和バージョン
[会場] 3331 Arts Chiyoda 地下 1 階 B104
[出演] 会田誠、有馬純寿、小沢剛、曽根裕、パルコ木下、松蔭浩之
( 敬称略・ 50 音順)
[定員] なし(WEB配信のため)
[参加費] 無料
[閲覧用URL]
※終了しました。
〈 視聴覚交換マシンとは 〉
視聴覚交換マシンはアーティストの八谷和彦が1993年に制作した、お互いの見ているものを交換する装置(作品)です。
ゴーグルを通して見える風景は、目の前に居る人物の視点を通じて見える世界。他人の視点でしかものが見えなくなってしまい、自分自身が相手の立場に強制的に立たされるという、アイデンティティの境界を曖昧にすることを目的として制作された作品です。1993年に制作されてから様々な改良を重ねて現在に至っています。
この度、「アーリー90's
トーキョー
アートスクアッド」展に展示されている本作品を使用して、来場者の方に実際に体験していただく機会を設けました。本展企画時は、1993年レントゲン藝術研究所での最初の体験会と同じ設定で実施する予定でしたが、今般の社会事情を鑑みマスク等を装着するなど、設定を一部変更して実施いたします。
※会期延長に伴い、日程を再設定いたしました。
7月18日(土)、25日(土)/各日2回 15:00-16:00、17:00-18:00
実演「視聴覚交換マシン」/八谷和彦
[会場] アーツ千代田 3331 1階コミュニティスペース
[定員] 先着12組 (2人1組)
[参加費] 500 円/組
*当日会場で現金にてお支払いください。
*視聴覚交換マシンは2人1組で体験する装置ですので、なるべく2人でご参加ください。相手がいない人は、当日会場で見つけてください。ただし無理強いは厳禁です。
[参加方法:1] 当日会場にて参加申込を受け付けます。*開始時刻の1時間前より受付開始(先着順)
[参加方法:2]
毎回12組のうち、6組分の事前予約を受け付ける事となりました。下記よりお申込みください。
事前予約をする
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〈 本展における「視聴覚交換マシン」の実施について 〉
・1993年レントゲン藝術研究所での最初の体験会での設定を一部変更して実施いたします。
・装着するゴーグルが直接顔に触れないように、目元専用の使い捨てマスクをご使用頂きます。
・装着するゴーグルやヘッドホンは使用の度にアルコールにて消毒します。
・体験者の方は必ずマスクをご着用ください。
・体験者の方には、ご参加の際、住所、名前、連絡先をご記載いただきます。
・体験者の方には、手指の消毒をお願いいたします。
・新型コロナウィルスの社会的状況を踏まえ、イベントの内容を一部変更・中止する場合もございます。
※本トークイベントでは、1996年に発表された中ザワヒデキ氏によるビットマップ3Dソフト「デジタルネンド」の実演も行われる予定です
新型コロナウィルス感染拡大による中断や、2回の会期延長を経て開催されてきた「アーリー90's トーキョー
アートスクアッド」展も、いよいよ会期終了まで残りわずかとなりました。この度緊急企画として、出品アーティストやゲストをお招きしたオンライン・無観客でのクロージングトークを開催いたします。
インターネットも携帯電話も普及していなかった1990年代前半、東京で何が起きていたのか。当事者である本展出品アーティストやキュレーターに、美術の研究分野としてはいまだ未開拓とも言える90年代初頭の東京のアートシーンについて、それぞれの立場から語って頂くとともに、路上に寄り集まったアートスクアッド(一団)の群像を切り取る貴重な機会となります。当日、出品作家や関係者の飛び入りも予定しております。どなたが参加されるかはお楽しみに。ぜひご視聴ください。
7月26日(日)/14:00-16:00
クロージングトーク(ライブ配信)
宇治野宗輝 × 中ザワヒデキ × 中村政人 × 筒井宏樹 × 西原珉 × 福住廉 × 飛び入りゲスト
「1990年代前半、東京で何が起きていたのか。」
[形式] You Tubeライブ配信
[登壇者]
宇治野宗輝(アーティスト)、中ザワヒデキ(美術家、人工知能美学芸術研究会代表)、中村政人(アーティスト、東京藝術大学教授)、筒井宏樹(アートライター、現代美術研究)、西原珉(本展キュレーター)、ほか
飛び入りゲスト
■モデレーター:福住廉(美術評論家)
[定員] なし(ライブ配信のため)
[参加費] 無料
[視聴URL] 開始時刻となりましたら下記URLよりご視聴ください
プレスリリース・プレス
PRESS RELEASE
2020年3月4日
90 年代前半、東京で何が起きていたのか。
アーツ千代田 3331特別企画展
「アーリー90's トーキョー アートスクアッド」展 開催
PRESS RELEASE
2020年6月4日
アーツ千代田 3331 特別企画展
「アーリー 90's トーキョー アートスクアッド」展
6/8(月)再開 7/26(日)まで会期延長。PV映像も公開
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〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
TEL
: 03-6803-2441(代表)
E-MAIL : pr[at]3331.jp
*[at] を @ に変えて送信してください。
アクセス
3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
・ 東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
・ 東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
・
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
・ JR御徒町駅南口より徒歩7分
・ JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分
・ JR御茶ノ水駅聖橋口より徒歩15分
*本施設には駐車場・駐輪場がございません。ご来場の際には、公共交通機関をご利用ください。
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